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【元教員に聞く】日本教育の未来とOnLineでの役割|野原宏昭:メンバーインタビュー

更新日 2023.8.31

前職は大学附属の中学校教員歴もあるという異色の経歴の野原宏昭さん。現在、株式会社OnLineのチーフ ラーニング オフィサー(Chief Learning Officer)として活躍されていますが、中学校教員という意外すぎる前職から入社までの経緯、今後のビジョンを語っていただきました。

0.プロフィール

野原 宏昭(Hiroaki Nohara)

最高人材・組織開発責任者

入社2年目(2023年時点)

自身のキャラ…考えすぎて、迷走してしまうキャラ(笑)

休日の過ごし方…奥さんとのんびり楽しく過ごしています。

1.前職は何をされていましたか?

まず大学卒業後、法人営業としての仕事でキャリアをスタートさせました。その後、学校の教員を始めました。教員歴は15年ほどです。最初は保健体育の授業であるとか、部活動、学級経営をやっていました。途中からは大学附属の学校に勤務し、そこで研究をやったのち、再び現場に戻り、初任者の先生の指導育成や学校経営に近いところで仕事をしていました。

2.なぜ、株式会社OnLineに入社されたのでしょうか?

現場で感じた、30年間変わらない日本教育

教員15年くらいやってきたんですけど、教員をやっている途中で、今の日本の学校教育というものが本当に正しい方向に行っているのか?と感じることがあったんです。というのも、僕らが30年以上前に学校で受けてきた教育と今の教育を比べるとあまり変わらないことをやっていたりしていたんです。そう思ったとき、目の前の中学生が大人になった時に本当に役に立つものが提供できているのかな?と悩む時期がありました。

そんな時期にOnLineのスクールを受ける機会があったんです。非認知能力の重要性とかコーポレートメッセージの“あなたにしか、できないことがある”は「今の教育に必要なことは、これなんじゃないか。」と感じました。僕自身、教育を変えたいなと思いながらも出来ないときに、代表の白石から「OnLineをさらに大きくしていきたいので、一緒にやっていかないか?」と声をかけていただいたことが入社を考えるきっかけになりました。以前から、日本の教育を変えるといってもたぶん手っ取り早いのは、“大人の方が早い”という考えもあり、大人の学び直しの場を提供しているOnLineへ入社を決めることにしました。

大人へのアプローチの方が早い理由とは?

やっぱり、子どもたちは大人の影響を受けるんです。身近な大人であるとか、それこそ学校の先生がそうですよね。もちろん一番影響を受けるのは親です。そこの立ち位置にいる人たちが「人生ってこうなんだよ」とか「君にしかできないことって、必ずあるんだよ」っていう声掛けをする。子どもは、そのままそういう大人たちに育てられるので、早い段階から非認知能力の重要性っていうのが身に付くじゃないかなと思うんです。

3.CLO(最高人材・組織開発責任者)から見て、(株)OnLineのメンバーの印象はどうですか?

入社して最初に思ったのは、個の能力がすごい人たちばかりだなと純粋に思いました(笑)。その反面、このメンバーたちをチームとして作っていくには結構難しいだろうなという印象もありました。

4.現在の業務はどういったことをされていますか?

一言でいうと、会社が大きくなっていくための土台づくりを主にやっています。
“OnLineらしい組織”とはどんなものなのかというのを考えながら、組織づくりの本とか勉強会に足を運び、その内容を会社で試してみる。実際、会社に持ち帰って試してみると、合う部分とか合わない部分が出てくるので色々模索しながら業務をおこなっています。

5.現在の仕事と前職との違いはありますか?

組織づくりという点でいうと、学校ってある程度長く続いた歴史の中で組織の仕組みというのはすでに出来上がっているのでそれをいかに今に合わせていくか、変えていくかっていうところだったんですけれども、今OnLineでやっていることは、以前より人数が増えて組織のカタチが固まっていないところから作り上げていくところ。

それでも人を扱いながらより良い空間にしていく、より良い環境にしていくっていうことに関しては同じだなと思っています。それと、人材育成に関しては時間がかかるもので子どもも大人も同じだなと。何なら少し大人の方が時間がかかるんだなと最近感じています。(笑)もちろん大人になると、それぞれ今まで経験があるからその経験に合わせてやることというのを決めていく。そうなると、その経験がどうしても邪魔になることがあるんですが、子どもにはそれがない。そういう意味でも大人の方が難しいなと感じています。

6.今後のビジョンを教えてください

やっぱり、個々人が成長していくことはもちろんなんですけど、OnLineにいるメンバー同士がチームになる。それが、1+1=2じゃなくて、1+1=10、100にもなるようなOnLineというチームを作ることがまず一つ。もう一つは、世の中の多くの大人にリカレントビジネス・カレッジを知ってもらい、非認知能力の大事さを伝えて、OnLineのメンバーとこれから増えていく受講者の方たちとみんなで一緒になって日本の大人を元気にするみたいなことのきっかけづくりがOnLineという社内で作っていけたらなというふうに思います。

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