リーダーシップに関わる能力を鍛える方法3選!活かせる能力を自分のものに
リーダーシップについてはさまざまな研究がされています。書店に行くと「リーダー論」「人の動かし方」といった題名の書籍が比較的目につきやすい場所に陳列されていたりしますよね。それだけ多くのビジネスパーソンに注目されており、裏を返すとリーダーシップの取り方について悩む人が多くなっていると言えるでしょう。
多様化した仕事や生活スタイル、そして組織体制や働く人の価値観の変容により、リーダーシップの取り方も複雑になってきているのではないでしょうか。
今回の記事ではリーダーシップに必要な能力と鍛える方法について解説していきます。
目次
意外と知らないビジネスシーンで必要なリーダーシップの能力とは
リーダーシップを取るのが上手い人はこの世にたくさん存在します。組織の特徴によってリーダーシップの取り方は変わりますが、リーダーシップに必要な能力には共通点があるようです。
1. リーダーシップに関わる5つの能力
「状況に応じた目標設定をする、個々の能力に応じた育成やコミュニケーションを取る、風通しの良い雰囲気を率先してつくる、迅速に判断し行動に移す、失敗の責任を持つ…。」
以上が多くの研究でリーダーシップに関わる能力を持つ人の特徴と言われています。簡潔に表すと、5つの能力がリーダーシップの能力と考えられるでしょう。
・目標設定能力
・育成力
・コミュニケーション力
・実行力
・責任能力
2. なぜリーダーシップは必要なのか?
リーダーシップはほとんどの組織で必要になってきます。人は一人ひとり価値観が違い、組織の中でいつどんな時も同じ方向性で活動するのは難しいことです。例えば、音楽グループ等で音楽の方向性の違いで解散するといったことはよく耳にしますよね。
また現代社会では組織だけではなく、自分自身の中にもリーダーシップが必要とされる社会でもあります。一人ひとりがリーダーシップを発揮することによって、個の能力の向上だけでなく組織運営も円滑に、効率よく進むと言われています。
3. 多様化した社会でのリーダーシップ
社会は目まぐるしい速さで変化をしており、仕事や生活スタイル、組織の在り方は多様化を辿る一方です。個が強くなることにより、自分自身の力を最大限に発揮させる能力も必要とされています。
またリーダーシップを発揮する人はカリスマ性があり、“その人についていけば間違いない人”というイメージがありますよね。しかし現代は強い個を結集させ協調を促すリーダーシップの能力も注目されています。多様化する社会の中でリーダーシップの能力は変わらなくても在り方は変化しているとも言えることでしょう。
今からでも遅くない!リーダーシップの能力を伸ばすメリット
リーダーシップの能力は、幼少期からの成長過程で身につけた人格や能力だけでなく、大人になった今からでも身につけることができます。ここではリーダーシップの能力を伸ばすメリットを紹介します。
1. 大人になってからでも鍛えられる
リーダーシップの能力は、幼少期からの環境やご自身の学習により身についていくものと思われがち…。しかし、リーダーシップに必要な能力は大人になってからでも鍛えられます。
人は情報を反復学習をすることで徐々に脳や身体にインプットしていきます。それは子どもも大人も変わりありません。意識をすれば大人になってもリーダーシップの能力は鍛えることが可能ということになります。
しかし大人になると、今までの習慣の影響で、変化させることは子どもの頃より難しいのが実情でしょう。そのため目標や目的を必ず設定し、とにかく常に意識することは重要です。
2. 多くの場面で活かすことができる
リーダーシップの能力は、生きていく上でどんな場面でも活かせる能力です。
周りに影響を与えるだけでなく、自分自身の能力向上にもつながるため、リーダーの立場ではなくてもリーダーシップの能力を伸ばすことに損はありません。
またリーダーシップは、最小単位の人との関わり合いの中でも必要な能力です。友達、恋人や夫婦間の交流で、相手のことを思いやり、楽しく過ごすために必要な能力は、実はリーダーシップに関わる能力と同じと言えるでしょう。
3. 自己成長につながる
リーダーシップに関わる能力を伸ばすには意識が重要です。伸ばそうと考え実行することや目的を持って問題解決を目指すこと自体は、そもそもリーダーシップの能力の一つです。
また、ビジネスパーソンは学ぶ機会が多くありません。しかし多忙な中でも何かしらの自己研鑽をすることは、人生の満足度を上げるためにおすすめです。
リーダーシップについて学び鍛えることは、日常の動作や心がけでもできます。PDCAサイクルを回しながら、その成長過程が一つの財産にもなり、自然と自己成長につながります。
悩む前に即実践!リーダーシップに関わる能力を鍛える方法3選
リーダーシップは私生活での些細なことから意識することが重要です。セミナーを受けたりするだけではなく、今ある環境を最大限に利用することで、リーダーシップの能力は鍛えることができます。
①セルフリーダーシップを鍛える
まずは自分の自分による自分のためのリーダーシップを鍛えましょう。健康でいること、モチベーションを保ち、周りではなく自分が変わるという意識を持つことが必要です。
リーダーシップの5つの能力のうち、目標設定能力と行動力はセルフリーダーシップに絶対必要条件です。自分が動かなければ周りは動きません。
精神的な鍛錬も必要です。google社も取り入れるマインドフルネスを実施したり、身体を動かすなどのリフレッシュを兼ねる行動も実はリーダーシップを発揮するために有効です。
②傾聴を意識したコミュニケーション
傾聴とは英語でactive listeningと表現され、相手を理解するために、話の背景や相手の感情等を深く聴き取ること。アメリカの臨床心理学者のカール・ロジャース(Carl Ransom Rogers)が提唱したスキルです。
傾聴には3つのポイントがあります。
・共感的理解
・無条件の肯定的関心
・自己一致
相手と自分の考えが異なる場合でもまずは受け入れる(共感的理解)。そして相手を否定せずになぜその考えに至ったのかに関心を持ち(無条件の肯定的関心)、正直で真摯な対応をする(自己一致)ことが傾聴力の高い人の特徴です。
相槌を打ったり、相手の目を見るということも傾聴の要素です。できることから始めてみましょう。
③情報収集を怠らない
情報弱者では具体的な目標の設定やコミュニケーションも決断することができません。できたとしても的外れのものになってしまう可能性が高いです。
リーダーシップを取るためには、さまざまな情報をさまざまな方向から入手し、アウトプットしながら一つの方向にまとめていくことが必要です。そのために情報に対して受け身にならず、能動的に情報を収集していきましょう。
例えば、さまざまなメディアを活用したり、さまざまな人やものと交流することで、幅広く情報を集めることができるのではないでしょうか。
まとめ
リーダーシップはどんな組織にも必要なものであり、多様化した現代社会ではリーダーシップの取り方も多様化しています。
しかし、古くから提唱されているリーダーシップに必要な能力は全ての人の人生を充実させる能力であり、大人になってからでも伸ばすことは可能です。
今はリーダー的地位ではなくても、いずれそのような地位になる可能性もあります。リーダーではなくても自分自身が当事者意識を持って物事に取り組む力を養うためにも、今一度リーダーシップについて学び、その能力を自分のものにしてみませんか。
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