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ビジネススキルを勉強するなら非認知能力に着目!伸ばしておきたい3項目

更新日 2023.3.22

「ビジネススキルを身に着けたい!」と思っても、どんなことを勉強すれば良いのかわからないことが多いかもしれません。ビジネスに必要なスキルは抽象的かつ可視化できない部分が多いです。

しかし、ビジネススキルは大きく分けると3つの能力に分けられます。その中で重要視されつつあるのが「非認知能力」。具体的にどういった能力なのでしょうか?

この記事では、ビジネススキルを勉強する際に学んでおきたい非認知能力について解説します。どうやって伸ばしていけばいいかについてもご紹介するので、スキルアップの参考にしてください。

学ぶ前にビジネススキルを構成する3要素を勉強しよう

ビジネススキルを勉強するにあたり、重要な3要素があります。それは「カッツモデル」と呼ばれるロバート・リー・カッツが提唱した理論です。

ここでは、ビジネススキルにおいて重要な3要素であるカッツモデルについてそれぞれ解説します。

①テクニカルスキル

まず1つ目のスキルが「テクニカルスキル」です。これは業務を遂行するための技術。知識・技術、さらに業務に関する経験も含まれます。また、商品知識やソフトウェアの操作知識もこのスキルに含まれています。

この知識は管理職となっても必要です。なぜかというと、現場で使用しているソフトウェア・ハードウェアは日々進化していくから。新しい知識を取り入れていく姿勢も、このテクニカルスキルに含まれています。

②ヒューマンスキル

2つ目の重要なスキルが「ヒューマンスキル」です。その名の通り、人間関係など対人面でのスキルとなります。主に管理職などのマネジメント職において求められるスキルです。

ビジネスは、能力の高い人が1人いれば良いというわけではありません。どうしても従業員や部下は必要ですし、人が多ければ組織を円滑に運営する必要があります。

その時に必要になるのがヒューマンスキル、つまりコミュニケーション能力です。また、プレゼンテーション力や交渉力もヒューマンスキルに含まれます。

③コンセプチュアルスキル

最後のスキルが「コンセプチュアルスキル」です。これは要約すると「概念化能力」。つまり、目の前にある事象に対して課題を具体化できるかどうかという能力です。

例えば、チーム内のコミュニケーションにおいて何らかの問題が発生したとします。この問題を可視化し、どうやって解決するかを思いつくことができる人がコンセプチュアルスキルを持つ人といえるでしょう。

このスキルは、意思決定や指示に関わります。そのため、決定権を持つことの多い管理職や経営者に必要なスキルといえるでしょう。

【参考:ChatWork「カッツモデルとは?3つのスキルとマネジメント層、活用方法を解説」

管理職を目指すビジネスマンが勉強すべき「非認知能力」とは?

「カッツモデル」はビジネスにおいて必要なスキルです。この中でも非認知能力にあたるのが「ヒューマンスキル」と「コンセプチュアルスキル」になります。

ここでは、非認知能力にあたる2つのスキルのうち、さらにビジネスで勉強すべき能力についてご紹介します。

①非認知能力=テストなどで数値化できない能力

ところで、非認知能力とは具体的にどのような能力なのでしょうか?

国立教育政策研究所によれば、「自分と他者・集団との関係に関する社会的適応及び心身の健康・成長につながる行動や態度、そしてまた、それらを可能ならしめる心理的性質」とのこと。

例に挙げると、知識や技術に関してはテストを行い数値化することが可能です。しかし、協調性やコミュニケーション能力などは数値化することができません。一般的には「数値化できない能力」「計測ができない能力」とされています。

②なぜ今、非認知能力が重要に?

近年、ビジネスにおいて非認知能力が重要視されつつあります。特に管理職・マネジメント職向けのセミナーが増えている傾向にあります。

非認知能力の中には、コミュニケーションにおいて重要な「共感力」や、マネジメントにおいて重要な「調整能力」などのスキルが含まれています。

これらがないと、部下をマネジメントできないどころかモチベーションにも関わります。だからこそ、管理職・マネジメント職において重要視されつつあるのです。

大人の非認知能力を伸ばす方法を気になる方、こちらの記事を読んでください。

ビジネススキルを勉強する時に重視したい非認知能力3項目

非認知能力は多岐に渡るため、勉強するとしてもどれから学んでいけばわからないことが多いです。ここではビジネススキルを勉強する人向けに、重視したい非認知能力3項目をピックアップしてご紹介します。

①セルフマネジメント能力

まず重視したいのが「セルフマネジメント能力」です。その名の通り自己管理能力となります。

体調面・健康面はもちろんのこと、精神状態・感情の安定も含まれています。他人の感情に流されず、自身の感情をコントロールできる人は組織内でもうまく立ち回っていけるでしょう。

また、セルフマネジメント能力が高ければ、安定して仕事に打ち込むこともできます。

②コミュニケーション能力

「コミュニケーション能力」が重要なのはわかる人が多いかもしれません。しかし、改めて言われて具体的にどんな能力なのか示すことができるでしょうか?

コミュニケーション能力は、実は4つのスキルに分かれていると考えられています。

  • 言語的な伝える力
  • 非言語的な伝える力
  • 聴く力
  • 読み解く力

コミュニケーションには、言語を介したものとしぐさ・身振りを通したものの2種類があります。読み取ったり伝えたりする力が優れている人を「コミュニケーション能力が高い人」とするのです。

③GRIT

GRIT(グリット)とは、アンジェラ・リー・ダックワースが提唱した4つの要素を表す言葉です。

  • Guts(度胸)
  • Resilience(復元力)
  • Intiative(自発性)
  • Tanacity(執念)

一見抽象的ですが、これらを総合すると「やり抜く力」となります。物事に対する姿勢、意識を表す要素です。

GRITとは目の前にある困難な壁を乗り越える・打開する力のこと。ビジネスにおいては必須のスキルともいえるでしょう。

まとめ

ビジネススキルを勉強する際、知識や技術を学ぶのも重要です。特に新入社員であれば身につける必要があります。しかし、非認知能力についても勉強すると、未来の自分の仕事に繋がるでしょう。

中でもセルフマネジメント、コミュニケーション、GRITは管理職養成においても重要視されつつある能力のため、これらの能力が高い人材はこの先も求められ続ける人材といえます。

非認知能力を積極的に伸ばし、組織内での円滑なコミュニケーションに役立てましょう。それこそが、必要とされるビジネスマンとしての未来に繋がるのです。

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