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EQってどんな意味?ビジネスにおける必要性と求められる4つの要素

更新日 2023.4.25

EQが高い人材は、ビジネスにおいて必ず成功するといわれています。EQとはどういった意味があるのでしょうか。EQと並んでよく比較されるIQやAQとは何が違うのか。

そこで今回は、EQの意味やビジネスにおける必要性についてご紹介したいと思います。また、EQの能力は4つの要素から成り立っています。それぞれのステップを理解して、EQを高めていきましょう。

チームを率いるリーダーとして、ビジネスの場で活躍できるようになるはずです。

EQとはどんな意味があるの?IQやAQと何が違う?

まずはじめに、EQとはどんな意味なのかを見ていきましょう。似たような概念にIQやAQというものもありますが、EQとはまったく異なるものだと理解しましょう。

EQは心の知能指数

EQは「心の知能指数」といい、心に関する管理能力を測る指数のことです。英語では「Emotionai Intelligence Quotient」といいます。自分の感情をコントロールする能力や、相手の感情を理解する力が強ければ、EQのスコアが高くなります。

EQを測定するには、EQに関する質問事項に回答していく形式のものが多く、インターネットで検索すれば、簡単に測定できるサイトがいくつもあります。

IQは思考能力を測る指数

また、IQは「Intelligence Quotient」といい、一般的な知能指数を表します。頭の回転が速かったり、合理的な思考能力に優れていると、測定されるスコアは高くなります。IQは先天的な能力としてある程度決まっているのに対して、EQはトレーニングすればスコアが高くなるという違いもあります。

AQは逆境への対応力を指標化

ビジネスにおいて、IQやEQと並んで重要とされる概念にAQがあります。AQとは、「逆境指数」といい、逆境に立たされたときの対処能力を測定したものです。AQは個人にとっても、組織にとっても、人生や仕事で成功するために必要な能力だといえます。

EQが意味する能力がビジネスに必要とされるワケは?

では、なぜEQが意味する能力がビジネスにおいて必要なのでしょうか。主に次の3つの理由があります。

感情的な行動を防げる

EQとは、自分の感情をコントロールする能力です。人間は誰しも、ちょっとしたことで怒りや悲しみをこみ上げてしまう生き物です。冷静さを欠いた判断や意思決定は、ビジネスにおいて命取りになってしまいます。

しかし、高いEQを身につけていれば感情的な行動にストップをかけることができます。感情に左右されず、より理論的な思考をするためにも役立つのです。

組織内のコミュニケーションが活発になる

EQは、自分の感情だけでなく、相手の感情を推察したり、理解したりする能力でもあります。常に相手に対する配慮がある組織では、安心して発言することができるようになるため、コミュニケーションや情報共有が活発になります。

また、相互の信頼関係や組織としての団結力が向上するため、結果的に生産性もグッとあがるでしょう。

リーダーシップの育成に役立つ

EQはとくに経営者や管理職にとって重要な能力です。なぜかというと、ビジネスの業績だけでなく、組織内の人間関係や、部下のモチベーションに対処しなければいけないからです。

部下の悩みや相談事をじっくり聞いて共感する力があれば、早期退職者を減らしたり、ハラスメントに対していち早く対処したりできるでしょう。組織の円滑なマネジメントにもEQは必要なのです。

ビジネスに求められるEQの能力は4つの要素から成る

EQの意味するところは、いかに感情をコントロールするかということです。ビジネスに求められるEQは、次の4つの要素で構成されています。

感情の識別

まずは自分がいまどんな感情をもっているのか、客観的に捉えることが大切です。とくに、怒りや悲しみ、ストレスといった負の感情こそ、一度冷静になって自分自身に問いかけてみるとよいでしょう。

また、自分の感情を認識できるようになると、相手がどう感じているのか、他者の感情を察する力も身につきます。

感情の利用

感情の利用とは、客観的に捉えた自分の感情そのものを出すのではなく、その場に相応しい感情にコントロールすることです。

たとえば、「面倒臭い仕事ばかりやらされる」と、嫌な思いをしていても、「やり遂げたあとには必ず自分は成長する」と前向きな感情として利用するのです。困難な場面に対してもポジティブに受け止められるようになります。

感情の理解

このような感情がどうして起こったのか、原因を考えることが感情の理解です。自分の感情を推察することで、負の感情が生まれるパターンが分かるようになるでしょう。また、相手がなぜそのように感じているのかを把握できれば、適切に対処することができます。

感情の調整

EQの概念のゴールは、感情の調整です。自分自身や相手の感情を認識・理解したら、状況に応じて感情をコントロールし、適切な意思決定を行えるようになります。またチームのモチベーションを高めたり、最適な対応策へと導いたりすることができます。

公式Twitterより、図解もご覧できます:https://twitter.com/online_1118/status/1631489575108624386/photo/1

まとめ

EQの意味は、「心の知能指数」です。感情の「認識」「利用」「理解」「調整」の4つの要素から構成されていて、自分自身や相手の感情を認識・理解し、モチベーションをあげながら、適切な行動や言動をする能力を指標化します。

EQのビジネスにおける最大の意味は、個人の感情的な言動をコントロールして、組織内に円滑なコミュニケーションを生み出すことです。チームを率いるリーダーシップの育成にも必要な能力といえるでしょう。

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