メタ認知と非認知能力の相互作用!向上の鍵とトレーニングする方法とは?

近年、教育や人材開発の分野で注目されているのが「メタ認知」と「非認知能力」です。それぞれ独立した概念として捉えられることもありますが、実は二つは密接に関連していると言われています。
本記事では、メタ認知と非認知能力の関係に焦点を当て、メタ認知の高さが非認知能力の向上にどのような影響を与えるのかについて探り、メタ認知と非認知能力をトレーニングする方法を提案します。
メタ認知と非認知能力とは?
まずは、メタ認知と非認知能力についてそれぞれ解説しましょう。
メタ認知とは、自己の認知プロセスを理解し、制御する能力のことを指します。つまり、自分がどのように学び、問題を解決しているのかを自覚し、それを改善するための戦略を立てることができるのです。例えば、プレゼンを考える時、プレゼンそのものを一旦客観的に捉えて、相手がどういう人で、どんな話し方やテンポで、内容の組み立て順番がどうしたら、相手が受け取りやすいの客観的に捉えて、理解できる能力がメタ認知の能力の現れです。つまり、一つの物事に対して高い解像度を持ち、自分の行動が引き起こせる影響力に予測できる力とも考えられます。

一方、非認知能力は、認知能力以外の人間の特性やスキルのことを指し、情緒的な面や社会的な能力などが含まれます。具体的な非認知能力としては、自己管理力、協調性、忍耐力、目標設定などが挙げられます。
メタ認知高めることによって、自分が置かれる環境、状況を客観的に捉えて、そこからどういった行動、情緒で、自分がどのように世界と戦略を立てば、欲しい成果を手に入れられるの考えられます。
メタ認知と非認知能力の相互作用
メタ認知と非認知能力は、実は相互に影響し合っていると言われています。
メタ認知の高い人は、自分の学習や問題解決の方法について深く考え、効果的な戦略を選択することができます。これにより、効率的に学習し、目標を達成することができるのです。
一つひとつできること、達成することを増えることによって、自己評価や自己効力感の向上にもつながります。理由は、メタ認知が高くなると、物事が行きやすくなり、評価されやすい自分になるので、そうすると、自分自身に対する評価も上がりますし、自分がコントロールできる部分が多くなり、自己効力感にも上がります。
一方、非認知能力の向上は、メタ認知の高まりを促すことがあります。たとえば、忍耐力や自己管理力が高まれば、効果的な学習戦略の継続や目標の追求につながるでしょう。
メタ認知を高めると、非認知能力も向上するの?
では、具体的にメタ認知を高める方法と非認知能力を向上させる方法について考えてみましょう。
メタ認知を高めるためには、まず自己観察をすることが重要です。自分がどのように学び、問題を解決しているのかを客観的に見つめることで、自己認識が深まります。また、他者との対話やフィードバックを通じてもメタ認知は向上します。
トレーニングとして、メタ思考を取り入れることをおすすめします。メタ思考というのは、物事を俯瞰して見る思考法です。

(引用:細谷功『メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問』)
視座を高くして、自分の環境から考えるより、一歩引いて考えるテクニックですので、客観的に今面してる状況を理解し、過去、現在、未来の理想にもつながります。

(参考:細谷功『メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問』)
メタ思考をつけることによって、メタ認知を向上に直結します。そうすることによって、自分が置かれてる状況も把握し、自分がどういうふうに見られて、どういう行動して、周りにどういう影響を与えるの理解できるようになります。
非認知能力を向上させるためには、自己管理の訓練や情緒コントロールの練習が有効です。また、目標設定や挑戦的なタスクに取り組むことで、自己成長を促すことができます。
まとめ
メタ認知の高さは非認知能力向上の鍵と言えるでしょう。
俯瞰力を身につけて、メタ思考からトレーニングして、メタ認知を高めることによって、自分への理解、認知を高める。それによって、自分がどういうふうに見られるの理解度、解像度を高めることによって、自分の不足を理解し、非認知能力の向上に直結します。
また、非認知能力の向上もメタ認知を高める効果があります。メタ認知と非認知能力は相互に影響し合い、ポジティブなスパイラルを生み出すことができます。メタ認知の高め方や非認知能力向上の方法を意識しながら、自分にとって、効果的な成長戦略に取り組んでいきましょう。
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