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大人が必要とする非認知能力とは何か?鍛える方法と重要性について

更新日 2023.5.23

非認知能力とは、知識や技術といった認知能力とは別に、自己管理、問題解決、コミュニケーション、共感など、人間が社会生活を営む上で必要な能力のことです。近年、非認知能力が注目を集めています。なぜなら、非認知能力は、人生の成功に大きく影響するからです。非認知能力を鍛えることで、学業成績が向上したり、仕事で成功したり、人間関係を円滑に築いたりすることができます。また、非認知能力は、ストレスに強く、メンタルが強い人になるためにも重要です。

本記事では、大人にとってなぜ非認知能力が重要なのか、そして非認知能力を鍛える方法について解説します。

非認知能力の具体的な種類とそれぞれの特徴

非認知能力にはさまざまな種類があります。一部を挙げると以下のようになります。

自己管理能力:自己の感情や衝動を適切にコントロールし、目標に向かって努力を続ける能力です。自己管理能力が高い人は、自分の感情をコントロールする能力が高いため、困難に直面するときもポジティブに考えられるので、自分で立てた目標や計画に対して、困難に直面しても諦めない、困難な状況でも冷静さを保ち、目標達成に向けて前進することができます。

問題解決能力:困難な状況や複雑な問題に直面したときに、論理的な思考や創造的なアプローチで解決策を見つける能力です。問題解決能力が高い人は、新しい視点や発想で問題に取り組むことができ、物事を複雑に考えすぎず、問題を小さく分解することによって、失敗を経験しても、その経験を活かして、ちゃんと目標に向かうことができます。

コミュニケーション能力:自分の考えや感情を他人に適切に伝え、また他人の意見や感情を理解する能力です。コミュニケーション能力が高い人は、ちゃんと相手の話を聞くだけでなく、自分の意見もちゃんと伝えられるため、人間関係を円滑にし、チームでの協働を効果的に行うことができます。

共感力:他人の感情や立場を理解し、共感する能力です。共感力が高い人は、他人の視点を尊重し、相手の感情に対して適切に反応することができます。

非認知能力を鍛えるための具体的な方法

非認知能力を鍛えるためには、自己反省や振り返り、そして継続的な練習が必要です。

自己管理能力の鍛え方:自己管理能力を鍛えるためには、まず自分の感情や衝動を認識することが重要です。そのための一つの方法として、日記やジャーナルをつけることがあります。自分の感情や行動を記録し、それについて反省することで、自己管理能力を高めることができます。

問題解決能力の鍛え方:問題解決能力を鍛えるためには、自分が直面している問題を明確に定義し、その解決策を論理的に考える練習をすることが有効です。また、他人の視点から問題を見ることで、新たな解決策を見つけることもできます。

コミュニケーション能力の鍛え方:コミュニケーション能力を鍛えるためには、積極的に人と関わることが重要です。また、他人の意見を尊重し、適切なフィードバックを与えることで、より良いコミュニケーションを行うことができます。

共感力の鍛え方:共感力は他者の感情や視点を理解し、共感する能力であり、人間関係の構築に必要な能力です。他者の話を注意深く聞き、自分がその状況だったらどう感じるかを想像することで、共感力を鍛えることができます。

共感力を鍛えるためには、他人の視点から物事を見る「視点転換」の練習もよく使われています。「視点転換」とは、自分自身の視点や感情を一旦置き去りにし、他人の立場や感情を考えることで、他人の視点を理解し、共感する能力を鍛えることができます(Decety & Jackson, 2004)。

共感力を鍛えることは、他人とのコミュニケーションを深め、より良い人間関係を築くために非常に重要です。それはまた、チームでの協働やリーダーシップにおいても、他人の意見や感情を理解し、それに基づいて適切な行動をとるために必要なスキルです。

参考文献: Decety & Jackson, “The Functional Architecture of Human Empathy” , June 2004 Behavioral and Cognitive Neuroscience Reviews 3(2):71-100

非認知能力を鍛えることで得られるメリットとは

非認知能力を鍛えることで得られるメリットは大きいです。まず、自己管理能力が高まることで、自己制御が強くなり、目標に対する集中力が増します。問題解決能力が高まると、困難な状況に対処する力が強まり、より効果的な解決策を見つけることが可能になります。

コミュニケーション能力が強化されると、人間関係がスムーズになり、チームでの協働やリーダーシップの発揮が容易になります。また、共感力を高めることで、他人の感情や立場を理解し、人間関係の深化やコンフリクトの解消に役立つことができます。

これらの能力は、プライベートな生活だけでなく、ビジネスの世界でも非常に重要です。特にリーダーシップを発揮する立場にある人にとって、非認知能力はチームを統率し、成功に導くために欠かせないスキルと言えるでしょう。

まとめ:非認知能力の強化、大人の人生を豊かにする

非認知能力は、知識や技術といった認知的スキルだけでなく、人間が社会生活を営む上で必要な能力のことを指します。これらの能力は、情報社会で生き抜くための「社会的スキル」や「人間力」とも言えます。

自己管理、問題解決、コミュニケーション、共感などの非認知能力を鍛えることは、自分自身の成長だけでなく、他人との関係性を深め、生活をより豊かにするために重要です。日々の生活の中で、自分の非認知能力を見つめ直し、それを鍛えるための時間を持つことで、より良い自己を作り上げることができます。

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