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【25卒】就活生にとって重要な考え方とは?〜人事が見ているポイント10選〜

更新日 2024.2.16

この記事は、就活で人事からよく質問されたり評価されたりするポイントを整理し、25卒生の皆さんに解説することを目的としています。人事担当者が就活生の選考で特に重視している考え方やスキルを10項目ピックアップし、それぞれの背景や対策のポイントを丁寧に解説しています。

就活生がおさえておくべき、重要な考え方とは?

はじめに、企業・人事が就活生に求めるものは大きく分けて3つあります。

  • 自分の強みや経験をどんなふうに捉えていて、自社にどのように貢献をしてくれるのか?
  • 主体性を持って行動し、目標を達成するために努力する力があるか?
  • 新しいことに挑戦する意欲があり、成長意欲が高いかどうか?

そもそも企業は、社会での実務経験のない就活生へ特別な才能や能力を評価する前提は持っていないということを抑えておくことが重要です。大切なのは、自分の得意不得意をしっかりと認識しているか?受身的な行動ではなく、主体性を持って行動できるのか?新しいことに挑戦し、成長意欲を持っているか?といったことを見ています。このような要素は学業テストの中では測ることのできない非認知能力といった要素になります。非認知能力とは、自己認識力、コミュニケーション力、感情の管理、協力意欲、適応力などの個人の性格や意欲に関わる能力のことです。ですので、面接やエントリーシートで、実績ばかり述べてしまうのはNG。具体的な事例をもとに、あなたが何を感じたのか?どのように考えて行動に移したのか?苦手分野に出会った時どのように対応したのか?といった自らの非認知能力をアピールすることが重要です。では、この内容をもとに、どのように準備を行っていけばいいのか?人事がチェックしている10つの項目に合わせて一つづつ見ていきましょう。

1.企業研究

企業研究は、就活の基本中の基本ですよね。企業の事業内容や経営理念、社風などを理解することで、自社とのマッチ度を判断することができます。また、企業研究をする過程で自分の強みや経験を活かしてどのように貢献できるかが見えてきます。企業研究を通じて深い理解を得ることで自己認識力や状況への適応力が問われます。なぜなら、企業の理念や文化に共感し、自身の価値観が企業と一致するかどうかが非常に重要だからです。企業の選考プロセスで、自分の非認知能力がどのように企業の価値観とマッチしているかを示すことで、企業はあなたがその環境に適していると感じやすくなります。例えば、企業が社会貢献に力を入れている場合、自身もその価値観に共感し、積極的に関与してきた経験を交えてアピールすることが効果的です。徹底的な企業研究を通じて、あなたの非認知能力が企業とどのように調和しているかを的確に伝えましょう。

2.志望業務とのマッチング

自分のやりたいこと、得意なことと、志望する企業の業務内容がマッチしているか確認し、なぜその業務を志望するのか?自分の強みや経験をどのように活かせるのかを具体的に説明できるようにしておきましょう。志望業務とのマッチングにおいても、非認知能力が重要な要素となります。適切なポジションでの働き方や業務内容には、感情のコントロールや協力意欲が求められることが多いからです。例えば、チームでの協力が欠かせない業務であれば、これまでの協力プロジェクトの経験や、仲間との円滑なコミュニケーションスキルを強調することで、あなたの非認知能力をアピールできます。また、挑戦的なプロジェクトにおいても、柔軟性や変化への適応力が求められます。これらのスキルを通じて、志望する業務においてもあなたが活躍できることをアピールしましょう。

3.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力はビジネスにおいて不可欠です。面接や社内外でのコミュニケーションにおいて、相手にわかりやすく自分の考えや意見を伝えられるかが重要です。非認知能力に焦点を当てると、コミュニケーション能力は感情の理解や他者との協力意欲を含む重要な側面を持っています。面接や選考の場では、単なる情報の伝達以上に、感情や意図を理解し、適切なコミュニケーションをとることが求められます。過去の協力プロジェクトやチームでの経験を通じて、コミュニケーションスキルを発揮したエピソードを交えることで、あなたの非認知能力が如何にコミュニケーションにおいて活かされてきたかを示すことが重要です。また、他者の意見を尊重し、円滑な対話を築くことができるスキルも強調しましょう。

4.自律的に行動できるのか?

主体的に動けるかどうかもポイントです。社会人になると、自分で考えて行動することが求められます。実際に仕事を始めると、上司や先輩の指示を待つだけでなく、自分で課題を見つけて解決できる力が必要になります。この能力においても非認知能力が注目されます。自律的に行動できるということは、主体性や問題解決能力が不可欠です。過去のプロジェクトや実績を通じて、課題に主体的に取り組み、解決に向けて主導的な役割を果たした経験をアピールしましょう。自分で問題を見つけ、主体的に解決できる姿勢は、企業が求める非認知能力の一環です。具体的なエピソードを挙げ、その中であなたがどのように主体的に行動したのか?未知の問題をどのように解決したのか?を示すことで、自律的な行動があなたの強みであることをアピールできます。企業はプロアクティブな人材を求めており、あなたの主体的な行動力が注目されることでしょう。

5.チャレンジ精神

新しいことに挑戦する意欲がある人は、成長意欲が高いと概ね判断されます。新しいことに挑戦し、失敗から学ぶ姿勢を大切になります。ここで注目されるのは、チャレンジ精神における非認知能力です。挑戦は単なる新たなスキルの獲得だけでなく、失敗に対する恐怖や未知のものに挑戦することへの不安による感情の波に乗り越え、他者と協力して目標を達成するための力が必要です。過去の挑戦に焦点を当て、その中での感情の変化や仲間との協力プロセスを具体的に説明することで、あなたの非認知能力を明示的にアピールできます。失敗から学び、成長してきた経験をストーリーとして伝えることで、人事に対してあなたの挑戦精神が企業の成長にどれほど貢献できるかを示すことができます。

6.基本的な社会人マナー

社会人としての基本的なマナーを身につけていることは大前提です。これも、非認知能力が重要な要素となります。礼儀正しさやビジネスマナーは、他者と円滑なコミュニケーションをとるための基盤となります。特に、相手の感情や立場を尊重し、配慮することは非認知能力の一環であり、社会人としての信頼性を高めます。過去のアルバイトでの経験や学校での協力プロジェクトでの役割分担などを通じて、他者とのコミュニケーションにおいてどれほどの意識を持ち、それが成果に結びついたかをアピールしましょう。礼儀やマナーを身につけ、他者と共に働く中で感じた課題や工夫したポイントを具体的に伝えることで、あなたの非認知能力が社会人マナーの向上にどれだけ寄与しているかを示すことができます。企業は信頼できる社会人としての姿勢を重視しており、これらの非認知能力が他の就活生と差をつけあなたのポジションを強化します。

7.チームで働く力

現代のビジネスシーンでは、チームで協力して仕事をすることが求められます。協力し合い、円滑なチームワークを築けることが求められます。ここで注目される非認知能力は、協調力。他者との協力意欲や感情のコントロールが重要です。過去の協力プロジェクトやチームでの経験を通じて、どれだけ円滑なコミュニケーションや問題解決に寄与したかを具体的にアピールしましょう。また、他者のアイディアや意見を尊重し、柔軟に協力する姿勢が、あなたの非認知能力を示す良い機会です。プロジェクトが成功に導かれた要因や、困難を乗り越えたエピソードを通じて、あなたが持つ非認知能力がチームワークにどれだけ貢献したかを人事に分かりやすく伝えましょう。

8.柔軟性と適応力

現代のビジネスシーンは急速に変化し続けています。柔軟性や変化への適応力があることは、企業にとって重要なポイントです。ここで重要なのは、柔軟性や適応力に関連する非認知能力です。過去の経験や状況から学んだ柔軟性をアピールする際には、感情の変化や変化に対する協力意欲を強調しましょう。企業は変化の激しい状況においても、自らの考え方や行動を柔軟に調整できる人材を求めています。過去のプロジェクトでの変化や新たな状況に適応するプロセスを例に挙げ、どれだけ素早く、かつ効果的に変化に対応したかを具体的に示すことで、あなたの非認知能力が企業の期待に応えることができることをアピールできます。柔軟性と適応力を通じて、変化に強い仕事のできる人材であることをアピールしましょう。

9.継続的な学びと向上心

成長意欲や学び続ける姿勢は、人事が注目するポイントの一つです。社会人になると、常に新しい知識やスキルを身につけ続けることが求められます。このポイントにおいても非認知能力が不可欠になります。自分のキャリアプランやスキルアップの意識を示す際には、向上心や自律的な行動力などが重要です。過去の学びの経験や挑戦を通じて、どれだけ成長への意欲を持ち、その経験がどのように非認知能力に裏打ちされているかを具体的にアピールしましょう。また、向上心が企業の将来のリーダーシップにどれほど影響を与えるかを明示的に説明することが重要です。研修プログラムへの積極的な参加や新しいプロジェクトへの挑戦、自己啓発に努めている様子を伝えることで、あなたの非認知能力が企業においてリーダーシップの源となることをアピールできます。

10.パーソナルブランディング

自分を他の就活生と差別化するために、パーソナルブランディングが不可欠です。ここで強調されるのは、パーソナルブランディングを築く過程における非認知能力です。自己アピールにおいてセルフプロデュース力や協力意欲が重要な要素となります。履歴書や職務経歴書、SNSプロフィールなどの整備だけでなく、これらの文書やプロフィールに込めたメッセージが他者にどのように受け取られるかの客観的な自己認識にも注意を払いましょう。他者との協力やコミュニケーションにおいて、自らの非認知能力を活かしてきたエピソードを織り交ぜることで、パーソナルブランディングが企業においてどれだけ好感度を高めるかをアピールできます。個性的なアピールを心掛けつつ、一貫性のあるイメージを持たせることが重要です。企業は、他者との関わりにおいても一貫性があり、信頼できる個人像を求めています。

まとめ

この記事では、就活生が持つべきスキルや姿勢に焦点を当て、非認知能力がいかに重要かを探ってきました。就活はあなたの未来を築く重要な一歩であり、その成功には単なる専門的なスキルだけでなく、感情のコントロールや協力意欲といった非認知能力が大きく寄与します。現代のビジネス環境は急速に変化し、企業は柔軟性や適応力、協力力を備えた人材を求めています。過去の経験や挑戦を通じて培った非認知能力は、将来の仕事での成功において強力な武器となることでしょう。

就活生の皆さんは、これらの非認知能力を強化し、自分自身の強みとして活かしていくことが大切です。単なるスキルや知識だけでなく、人としての魅力や成長意欲をアピールすることで、企業はあなたをより一層重要な存在として捉えるでしょう。これからの挑戦が成功につながるよう、自分の強みを理解し、その強みを的確に伝えることで、素晴らしいキャリアの幕開けとなることを心より願っています。頑張ってください!

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弊社が九州産業大学との産学連携プロジェクトから生まれたビジネス力を診断し、個人の非認知能力をアセスメントするツールを開発しました。診断ツールを通して、ストレス耐性に関わる自己認知、レジリエンス、課題解決力などの7項目を測定し、個人の非認知能力を数値化できます。

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そんな産学連携プロジェクトはどんな経緯で始まって、弊社代表白石と九州産業大学の聞間理教授が対談でお伝えします。

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