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対価はきちんと受け取るべき!

こんにちは!
株式会社OnLineの音谷です。

突然ですが、あなたに質問です!

(ニュース記事から拾ってきた画像です。)

このブランコに乗るために
いくらまでならお金を払えますか?

ちなみに、
このブランコに乗れる時間は
1回で2分弱だそうです。

「ブランコって近所の公園でいつでも乗れるしな〜」

「え、ブランコにお金がかかるの?」

そう思った方もいるかもしれません。
(私もそう思いました。)

ここで先に答えを発表すると、、、

このブランコは
1回(2分弱)乗るために

『500円』の料金がかかります。

にも関わらず、実は
混雑時には最大5時間待ちになるほど大人気のブランコなんです!

確かに、公園にあるブランコと比較してしまうと、

「え〜、500円なんて高い!」

という気持ちになると思います。

特に、心理的に
お金に対するブロックや抵抗感を持っている人などは
過剰に反応しやすい傾向にあります。

実際、このブランコを運営する
白馬岩岳マウンテンリゾートの社内でも

「公園でブランコをするのに、お金を払う人なんていない!」

と反対の声がたくさん上がったそうです。

しかし、運営側がちゃんとお客さんからお金をもらうのには
大切な理由があるんです。

それは、、、

『提供する品質(クオリティ)を維持し続けるため』

です。

先ほどの写真を見たら分かる通り

“絶景の中でのブランコ”

なのですが、屋外のブランコなので、放置すれば老朽化します。

もし老朽化すれば、
お客さんから求められている価値を
提供できなくなるのはもちろん、
事故などにも繋がる恐れがあります。

だからこそ、この絶景ブランコも

「しっかりと価値を提供するために
 対価をきちんといただく」

「いただいたお金をもとに
 さらに喜んでもらえる次の仕掛けを
 展開できるようにする」

という白馬岩岳マウンテンリゾートの代表の意向によって、
最終的に500円という料金設定になりました。

現在、このブランコは

“絶景の中でのブランコ”

という想像を掻き立てやすい
コンテンツであり、

さらに、ハイジの音楽を流すことで
お客さんが来てよかったと思えるような仕掛けをされています。

そんな中、Twitterで

ーーーーーーーーーーーーーーー
まだ工事中だったけど、
白馬の岩岳山頂にオープン予定の
ブランコ、えぐくない?
ーーーーーーーーーーーーーーー

というツイートが話題になり、
全国のほとんどのキー局が取材に来る
までになったそうです。

そして、SNSとメディアによって
混雑時には

『最大5時間待ち』

になるほどの人気観光施設に!

もし、ただ単に無料で設置されたブランコだったら、
きっとここまで人気にはなっていないでしょう。

この取り組みについて、
白馬岩岳マウンテンリゾートの代表は、

「しっかりと価値があるものを作り、
 それに見合った対価をしっかりと頂戴するのは、

 決して恥ずべきことではありません。
 『ビジネス』では当然のことです」

と話しています。

ほとんどのビジネスは
儲けたいから料金を設定しているワケではなく、

興味を持ってくださったお客さんにもっと喜んでもらえるように
最適な料金を設定しています。

自分がお客さんの場合を
イメージしてみると分かるのですが、
真っ当な感覚を持っている人は

「お金を払いたくない」

といったケチな考えではなく、

「価値のないものにお金を払いたくない」
「価値あるものにはお金を払いたい」

という感覚ですよね。

だからこそ、
今回の絶景ブランコの例のように
ちゃんと価値あるものは、

その価値を維持、向上するためにも
しっかり料金を取るべきだと私は思います。

反対に、
もし『安売り』してしまったら
時間が経つにつれて提供する価値が
下がってしまったり、

資金面が厳しくなり
そもそも維持ができなくなって、
お客さんに喜ばれていたにも関わらず、無くなってしまうかもしれません。

つまり、お客さんに
高い価値を届け続けるためには、

価値のあるものを作り、
それに相応しい対価をいただくことが必要不可欠なことで、

その得たお金を次に繋がるように
投資を繰り返して、

『常にお客さんに喜んでもらえる
 工夫を絶やさないこと』

が大切だなと改めて学びました。

こうやって一つの事例であっても

『売り手目線』
『買い手目線』

双方の視点から考えてみると、
面白い発見がありますね!

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