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ネガティブ思考ってダメですか?

更新日 2023.1.13

こんにちは!
株式会社OnLineの近藤聡です。


あなたは

『ネガティビティ・バイアス』

という言葉を知っていますか?


これがどういうものかと言うと、

『人はポジティブな情報よりも
 ネガティブな情報に注意を向けやすく
 記憶にも残りやすい性質』

のことを指します。


例えば、こんな経験はありませんか?

恋人の良いところよりも
 嫌いなところに目がいってしまう

一度苦手だと思った人のことを
 ずっと考えてしまう

良い口コミが多いから
 購入しようと思っていたけど、
 1件の悪い口コミを見たことで
 買う気が失せてしまった


このように、僕たちの脳は、
ネガティブな部分に目が行ってしまう
性質を持っています。


でも、、、

そもそも、なぜ僕たちの脳には
「ネガティビティ・バイアス」が
あるのでしょうか?


脳科学者のリック・ハンソンは
著書“Buddha’s Brain”の中で
こう言っています。

=====

「ネガティビティ・バイアス」を
持つ理由は、人は太古では
捕食者や自然災害などの命の危険と
隣り合わせの生活をしており、


進化の過程で危険に対する対策を
行うように脳が進化し、


その結果、人はネガティブな思考を
ポジティブな思考以上に記憶するように
脳を進化させた。

=====

つまり、
「ネガティビティ・バイアス」が
僕たちの中にある理由は、


一度経験した危険や恐怖から
逃れて生き抜くために

『ネガティブ思考が必要だったから』

なんです。


ですから、
ついついネガティブな考えを
持ってしまうのは当然のことだし

“人間としてごく自然なこと”

なんですよね。


ネガティブ=悪だと感じる方も
いるかもしれませんが、


実際に、ネガティブな思考は
色んな場面で僕たちを支えてくれています。


例えば、、、

・会社のプレゼンがあるから
 何日も前から入念に練習をしたり

・納期に遅れないように
 早めに作業を終わらせたり
 
・絶対に遅れられない約束があるから
 いつもより1時間早く寝たり

どうでしょう?


そう考えると、必ずしも
ネガティブ=悪というわけではないな
と思えるのではないでしょうか。


ネガティブ思考は
僕たち人間が生きるためには必要なので
完全になくすことはできません。


だからこそ、大切なのは

『ネガティブ思考とどう付き合っていくか?』

だと思います。

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