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国民的あんぱんに物申す!

こんにちは!
株式会社OnLineの川原響希です。


乃木坂46の楽曲の中に「やさしさとは」という曲があります。

「優しさとはなんなのか?」
その問いの答えは人の数だけあると思います。


もしかしたら、今このメールを読んでる方の中には、
人からの純粋な思いやりを素直に受け止められない…なんて人もいるかもしれません。

あるいは、かつてそうだったとか。
大丈夫です。私もそうなので安心してください。
(何も大丈夫ではないし安心もできないですね)

例えば、私はもし同じ街にアンパンマンがいたらめちゃくちゃ迷惑に思います。


落ち込んでいるときに飛んできてあんぱんを差し出してくる。
もし私があんぱん嫌いだったらどうするつもりなんでしょうか?

ちなみに、アンパンマンのあんこはつぶあんらしいです。

こしあん派はつぶあんをもらっても別に嬉しくないですよね。

落ち込んだ時はみんなつぶあんのあんぱんを食べれば元気になる!
と動物的なまでにまっすぐ信じているアンパンマン。

疑問は残りますが、私も大人なのでもし飛んできてくれたらちゃんとお礼は言いますよ。
「飛んできてくれてありがとう。」と。


「ところで、アンパンマンさん。
いくら空中は気温が低いとは言え、顔に汗はかかないタイプですか?
このあんぱん、汗皮脂とかは大丈夫ですかね?」

という喉元まで出かかった言葉も飲み込みます。大人なので。



やや捻くれ川原が登場しましたが結局何が言いたいのかというと、
「自分にとっての優しさが相手にとっても優しさとは限らない」ということです。

冒頭でもお伝えした乃木坂の「やさしさとは」という楽曲では
「僕は君に今何をしてあげられるんだろう?」と散々葛藤した挙句、何もしないで立ち去ります。


初めてこの曲を聴いたときは
「結局立ち去るならこの5分弱の葛藤はなんだったんだ?」
と思いました。

でも、励まそうしとして余計なことを言うくらいなら、何もしない方がよっぽど優しい時もありますよね。
5分弱も他者に思いを馳せられるということ自体がそもそも優しいと思う人もきっといるでしょう。

誰かに何かをしてあげる時は、
自分の優しさを押し付けて相手の心の中をかえって蹂躙していないか?
本当に相手の欲しているものなのか?

こういったことを改めて考えてみてもいいかもしれませんね。

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