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Recurrent Education

リカレント教育企画:コロナ時代の生存戦略ー最終章

好きなことをマネタイズする能力を高める

最後3つ目は自分の好きなことをマネタイズする能力を高めることです。

マネタイズというのは、お金に変える、お金を稼ぐ、お金を頂ける状態にするということです。

好きなことで高い収入を得られるようになりたいと思う人が多いと思うのですが、現実では簡単なことではなりません。才能豊かなアーティストやプロ野球選手、サッカー選手など、自分の才能で自分の好きなことをやって多くのお金を稼いでいる人達は沢山いますが、恐らくこれをご覧になっているあなたは、私も含め、そんな飛び抜けた才能があるというわけではないと思うんです。

私自身もそんな飛び抜けた才能があるとは思っていませんが、今は好きなこと、やりたいことでマネタイズすることができています。

そのためには何が必要かというと、やはりビジネスの勉強をする必要があります。ビジネスの勉強とはセールス、マーケティング、ブランディングといったものです。そういったものを勉強する必要があります。

一つの例としては著名な画家であるピカソです。彼曰く、自分には特別な才能があったわけではないと言われていたそうです。あれだけ有名で、一枚の絵が数億円で売られる人が自分は特別な才能がなかったと言っていたのです。

なぜ特別な才能のないピカソが有名になったのか。彼は非常に戦略的なマーケティング活動をしていたという逸話が残っています。彼がまだ売れていない頃に、お忍びで住んでる地域の画廊に訪問しては「ピカソの絵は置いてませんか」と聞き、質問だけしては帰って、自分の行ける範囲の画廊全てに同じように尋ね歩く、ということをしていたそうです。そうしたら画廊の界隈ではピカソという画家が気になり始めます。そしてピカソを探せ、という状態になっていったのです。画廊の亭主たちが競ってピカソの絵を手に入れようとしました。実はその競争自体をピカソ自身が仕向けたという話なんです。当然そういう状態ではピカソによる絵の価値も勝手に価値は高まって、そして遂にピカソは有名になりました。そうやって、ピカソは自分のことを認知させるために、マーケティング活動を意図的に行なっていたのです。ピカソほどの天才すらマーケティング活動を行なっているので、私たち普通の人は、なおさらビジネスの勉強をする必要がありますね。

そして、もう1つ良いニュースがあります。

いつまでに好きなことで稼げるようになればいいのかという話ですが、勤めている会社を定年退職するまでに、自分の好きなことで稼げるようになっていればいいと僕自身は考えています。老後2000万円問題は一番の問題ですので、老後を短くするために、老後は自分の好きなことでお金を稼げるようになっているのであれば、それは幸せではないでしょうか。ですので、あまり慌てて自分の好きなことをすぐお金に変えられないと不幸だとは思わないほうがいいと考えています。

七年一区切りで自分のスキルを高めながら、自分の好きなことを明確にしながら、今の会社を引退する時には、自分の好きなことで充分な報酬を得る。こういった目標を目指して、日々努力していけば未来を悲観的に恐れることはないと考えています。

自分の可能性を信じる

最後に、お伝えしたいのは自分の可能性を自分で狭めてほしくないと思うんです。どうしても人間ですので、好き嫌い、合っているか合っていないかで自分のやることを決めがちですが、それは今の自分に合っているかどうか、という観点しか見てないのです。

今の自分に合っていない、今の自分は嫌いだと思っていたとしても、10年後はわからないですよね。7年間一生懸命やったら、それなりのレベルまで達していて、もしかしたらその過程で、その仕事を好きになっているかもしれません。

つまり人の変化・成長というのは価値観の変化によって成長もしていきますので、今の自分の好き嫌いや興味の有り無しで色々なことを決めないでほしいのです。それをやってしまうと、どうしても自分の可能性を狭めることになってしまうからです。ぜひ少しでも興味があったりとか、今はちょっと嫌いだなぁと思っていたとしても、出来るようになったら嬉しいな、ということを見つけることが出来たのであれば、チャレンジして、7年間一区切りで自分自身を育むという意識を持って、勉強していただけると悪い人生にはならないと考えています。

我々は大人になって、何か学びたいことがあるけど、何を学んだらよいかわからないといった人達に対して、学ぶ機会を提供していきたいと考えておりますので、これからも一緒に学んでいけたらいいなと思っております。

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