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中秋の名月

こんにちは!
株式会社OnLineの川原響希です。

先週の土曜は中秋の名月でしたね。
とても大きくて綺麗な月が顔を出していました。

あなたは見ましたか?


太古の昔は、一説によると月は今の6倍もの大きさで見えていたそうです。
毎年数センチずつ、月は地球から遠ざかっています。

今は月の自転と公転が同じ(地球の周りを一周する間に月も一回転する)なのでいつ見上げても月は同じ面を地球に向けていますが、かつてはさまざまな面を見せていました。

また、月の誕生について現在はジャイアント・インパクト説が最も有力で、巨大な隕石のようなものが地球にぶつかって引きちぎられた破片が月になったと言われています。

地球から月が誕生したのなら、月は地球の子どもということになりますね。

数年前に月と地球を親子に見立てた小説を読みました。

子どもは幼い頃はいろんな表情を見せるけど成長するにつれて隠し事ができ、
親には見せない表情を持ち始めます。
そして次第に親元を離れていく。

自転と公転が一致して今では同じ側面しか見られないこと、
毎年数センチずつ、わずかでも確実に地球から遠ざかっていること。

作中ではこの2点が類似点として挙げられています。

その作品では、学校でのいじめを相談せずに亡くなってしまった息子を思いながら
「私はあのときどうすればよかったんでしょう」と
タクシーの運転手が静かに涙を流すシーンで締められています。


もし今お子さんがいる方は一瞬一瞬を大事に、
もし実家を出てしまっている場合はたまには連絡してみたり、
もし、あるいは最近自分の親と連絡を取っていない場合は連絡してみたり。

肉眼ではほとんどわからなくても、単純計算だと来年の中秋の名月は今年より小さくなります。

失った時間は取り戻せないので改めて家族に思いを馳せてみませんか?

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